こんにちは、ハルチカの山田です。
突然ですが、みなさんは鶏肉の部位、どのくらいご存じですか? もも肉、むね肉、手羽先…このあたりがよく知られていると思いますが、実は鶏は「捨てるところがない」と言われるほど魅力的な食材なんです。
今回は、私たちハルチカが自信を持ってお届けしている「清流美どり」の中抜き丸鶏を実際に捌きながら、それぞれの部位の特徴や魅力をご紹介します。普段何気なく食べている鶏肉が、どのようにして皆さんの食卓へ届いているのか、その裏側を一緒に見ていきましょう。

まずこちらが「中抜き丸鶏」の状態。内臓は取り除かれていますが、この時点で「脱毛」「もみじ(足)カット」「内臓取り出し」が済んでいます。

次に足部分を外します。皮の下に関節の筋があり、ここに包丁を入れるときれいに外れます。

【骨付きもも肉】です。クリスマスのローストチキンなどでよく目にする形ですね。一番人気の部位でもあります。

続いて【むね肉】【手羽元】【手羽先】を本体から切り離します。むね肉からさらに【手羽元】と【手羽先】を分けていきます。



むね肉の下には【ささみ】が隠れています。ささみの中央付近には【ヤゲン軟骨】があります。居酒屋でも人気のある部位ですね。

これで、主要な【もも肉】【むね肉】【手羽元】【手羽先】【ささみ】を取り出しました。この辺りはスーパーでも見慣れた部位ではないでしょうか。

次に、尾の部分にある希少部位【ぽんじり】を取り出します。一羽にひとつしかない部位で、ぷりっとした食感が楽しめます。
続いて首の周りにある【せせり】も取り出します。

せせりは弾力があり旨味も濃厚。丁寧に包丁を回しながら切り分ける技術が必要です。

【骨付きもも肉】を開いて骨を取り外すと、皆さんが普段スーパーで目にする【もも肉】の形になります。もも肉の中でも、私が特におすすめしたい希少部位が【ソリ】。一枚のもも肉からわずか1つしか取れません。

唐揚げや焼き鳥も最高ですが、軽く味付けをして大葉や海苔で巻いて天ぷらにすると絶品です。
さあ、これで、一羽の丸鶏の解体作業は完了です。お疲れさまでした。

一羽の鶏を捌いて感じる「命の恵み」
鶏肉は日々の食卓で当たり前のように並ぶ食材ですが、実際に一羽まるごと捌いてみると、そのありがたさを改めて感じます。鶏肉の美味しさはもちろん、こうした丁寧な作業を経て食卓へ届けられていることを知っていただくことで、安心感や信頼につながれば嬉しく思います。
ハルチカでは、こうした手作業による丁寧な解体作業を行った「一羽まるごとセット」もご用意しております。

ご家庭で色々な料理を楽しんでいただけると同時に、鶏肉への理解や感謝が深まるきっかけになれば幸いです。ぜひ、私たちが愛情込めてお届けする清流美どりをお試しくださいね。ご注文はオンラインストアでお待ちしております。